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COVID-19 (4)
2020年10月06日

 今年1月に新型コロナウイルス感染が報告されパンデミック化してから9か月が経過しようとしています。新型コロナウイルスは欧米をはじめとする多くの国々で今だに猛威を振るっており、ブラジルやイギリスに続き、ついには大統領選を1月後に控えたアメリカのトランプ大統領夫妻まで新型コロナウイルスに罹患して、連日大きな話題となっています。2020年10月4日21時(日本時間)現在、世界の新型コロナウイルス感染者数は34,947,761人(45.0人/万人)、死者数は1,033,998人(1.33人/万人)と報告されており(COVID-19 Dashboard by the Center for Systems Science and Engineering (CSSE) at Johns Hopkins University)、日本では累計感染者数85,449人(64.5人/万人)、累計死者数1,598人(1.26人/万人)と報告されています(Yahoo Japan)。数字的には世界平均より累積患者数は多く、死者数は少ないですが、患者数が世界最多の米国(累積患者数 7,383,243人(225.8人/万人)、死者数209,339人(6.40人/万人))と比べ1/4~1/5の値となっています。幸いなことに豊中市では累計感染者数312人(7.77人/万人)、累計死者数6人(0.15/万人)と更に少なく、一時市内の老人介護施設でクラスター発生があったものの最近の新規発症は1日当たり0~2人で推移しており、医療崩壊の危機はないものと思われます。日本透析医会の発表では、10月2日現在、我が国の透析患者さんで新型コロナウイルスに感染された方は268人(7.65人/万人)、死者38人(1.09人/万人)と報告されています。残念ながら他の国における透析患者さんの新型コロナウイルス感染者数や死者数の詳細なデータは見当たりませんでしたが、患者さんや透析医療スタッフの努力で、患者数や死者数を最小限に抑えることができているのではないかと思います。しかし、これから秋が深まり冬になると通常感冒やインフルエンザ罹患のリスクが増えてきます。油断をせず、インフルエンザワクチン接種を励行し、引き続き手洗い・うがいの励行、3密を避ける行動などで、ウイルス疾患罹患を予防するように全員で努めていきたいと思います。

 

令和2年10月5日

豊中けいじん会クリニック

院長 福永 恵

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