新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
2019年01月07日
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
さて、今年は平成最後の年となる予定です。「平成」は約30年間続きましたので、ほぼ1世代分の長さであった訳です。2000年には20世紀から21世紀に時代が進み、「millennium(ミレニアム)」という言葉が流行ったことも記憶に残っています。日本透析医学会の最新のデータでは平成29年末の透析患者数が約33万5000人と報告され、只今現在では約34万人の患者さんが慢性透析医療を受けておられると推定されます。
同学会の調査では、30年前の平成元年年末の透析患者数は約9～9.5万人と推計され、30年間に3.5倍以上に増えています。また、年末患者の年齢は平成元年末の53.8才から平成28年末には68.2才と15才近く高齢化し、原疾患も慢性糸球体腎炎 65.9%、糖尿病性腎症 14.0%、腎硬化症 2.3%であったものが、各々28.8%、38.8%、9.9%と大きく変化しております。これらには医療の進歩による平均寿命の伸びや原疾患治療法及び慢性透析療法の進歩が大きく関与していることは間違いありません。来るべき新元号の時代には、維持透析患者さんがより元気で長生きして頂けるように、透析療法や腎再生治療法がさらに進歩することを願ってやみません。当院では今後とも質の高い透析医療・透析看護の実践を目指す所存ですので、今まで同様、ご協力、ご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
平成31年1月吉日
豊中けいじん会クリニック
院長 福永 惠
